2019年1月24日木曜日

ベアフット・シューズ(テスラ):12 kmリタイヤ はじめてのベアフットシューズ

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● ベアフット・ランニングシューズでのはじめての12km:キロ7分08秒

 今日からテスラのベアフットシューズで走ることにしている。
 走り始めて怖いと思った。
 転ぶのではないかと思った。
 昨年何度かはだしで走ったことがあるので、そのことに対する不安はない。
 だが、シューズを履いていながらはだし感覚というのはどうも違和感がある。
 これは体と足が馴染むまで少し時間がかかるかもしれない。
 大丈夫だろうと17kmの予定していたが、12kmに切り替える。
 まずは12km走っての慣らしである。
 結果はキロ7分06秒である。
 15km未満はリタイヤと判断しているが、12kmは問題なく走れたので、この様子なら次回は15kmあるいは17kmをいかれるのではないかと思う。
 そしてできたらキロ7分切りとなれば、アッサリ目標達成ということになるが、どうだろうか。
  
● 走り終わったあと、かかとが摺れ切れ始めている、どのくらいもつものだろうか

【 1月24日 12km リタイヤ 1時間25分40秒 キロ7分08秒 ベアフット
5km    35:41      35:41
10km    36:07    1:11:48
12km    13:52    1:25:40
 はじめてのベアフットシューズで


 年齢ゆえだろう2,3年前から転ぶことが多くなってきた。
 そこで転ばないランニングシューズを探していた。
 検索して出会ったのがベアフット・ランニングシューズであり、大手メーカーからも出ている。
 はじめてのことなので試しに使ってみることにして安価なものはないかと見ていたらテスラのシューズが目に留まった。
 3千円である。
 早速注文を出した。
 一昨年のことである。
 娘に頼んだのだが、これがまったく送られてこない。
 いろいろなものと合わせて船便でということで、手元にとどめ置かれていた。
 配送されてきたのは9月のこと、ゴールドコースト・マラソンは7月に終わってしまっている。
 こちらでも転ばないシューズを探していて、偶然にキッド用ランニング・シューズを見つけた。
 これで本番に臨むことにしたので、ベアフットシューズは必要なくなっていた。
 だが、キッド・シューズの慣らし期間が短かかったために、本番は15kmまでは順調だったが、それを過ぎたら両足のフクラハギがビンビンになってしまい、歩きもどきでゴールすることになり、大失敗であった。
 リベンジで昨年も同じシューズで走り、ハーフをキロ6分を切り、宿願の目標を達成している。

 一般用とキド用の違いはクッションにある。
 一般用の底張りはクッションで、これに足裏形のインソール(中敷き)が入るので、非常に足当たりがよくなっている。
  大きく足の疲れが軽減される。
 一方キッド用は底張りは荒布で、中に薄いペラペラのクッション敷が一枚ついているだけ。
 いわゆる子供用なので、長距離を走ることは想定していないということであろう。
 おそらく5キロあたりが上限なのであろうかと思う。
 一般用からキッド用に履き替えた直後はペタペタして運動靴を履いている気分であった。
 クッションが半減しているので、足の裏の路面感覚が鋭敏になり、衝撃が直に伝わってくるので、注意力もシビアになったのか転びも半減した。
 半減はしたがやはり転ぶことからは逃げられない。
 たまに一般用を使うこともあるが、この時は中敷きを外して直に履いている。
 底張りがクッション地なのでキッド用とほぼ同じ程度の衝撃になる。
 ずばり足への負担は大きい。
 昨年は4回転んでいる。
 中敷き抜き一般用で2回、キッド用で2回である。
 よって走るときは路面とにらめっこになる。

 キッド用で昨年目標を達成したので、これからは安全を心がけてということで、一年余り仕舞っておいたベアフット・シューズを引っ張り出してきた。
 今日がその走り初めになったわけである。
 これ、まったくといっていいほどにクッションがない。
 底厚の薄さから、クッションなど入れようがない。
 というより、クッションがないからベアフット、すなわち「はだし感覚」になるわけである。
 仕様文句は下記である。
『 
TESLA[テスラ]  ベアフットランニングシューズ
メイン素材: 合成繊維
ソール素材または裏地: ゴム
ヒールの高さ: 0.5 cm
留め具の種類: レースアップ
裸足の感覚・ベアフットトレッキング・ランニングシューズ
2mm厚のミッドソールで、裸足に近い感覚を実現
軽量アッパーや優れた接地力のアウトソール

 「テスラ」は韓国のスポーツメーカーとのこと。

 ベアフットと他のシューズとの大きな違いは2つ。
1」:底地が薄い
2」:やたら軽い 
 




 重さを比較してみる。


● キッド(Kids)用 503g


● 一般用中敷きを外した状態 504g


● ベアフット・シューズ 290g

  6割ほどの重さで圧倒的に軽くできているが、その分見た目ちゃちである。
 安いのだからしかたない。
 底が薄いということは耐久性が劣るということでもある。
 1回の走りでのすり減りは結構大きい。
 一般のランニングシューズの持ちは1,000kmほどと言われているが、昨年は800km走ったので、とするとベアフットシューズなら、1年に最低何足必要になるのだろうか。
 このシューズへの唯一の期待は転ばないシューズということにある。
 17kmを走り切ってみての結果として合格か否かになるのだが、今日の感触ではこれまでのシューズの中では「転ばない」という点に関してはトップレベルのように感じられる。
 走っている時、足元へ注意を向ける時間が少なくなっているからである。
 なにしろ9割は路面を見て走っているのが現状である。
 以前は遠くを見て走るようにしていた。
 目線を遠くに置くと背筋が立ち、それによって歩幅が大きくなるからである。
 でも今はそんな危険な走りはしたくてもできない。
 転ばないのならベアフットシューズなど履く必要は全くないのである。

 なを、カミさんが履いているのはニューバランスの「FRESH FOAM BEACON」というシューズ。
 新宿のニューバランス・ショップで勧められて買ったという。


● ニューバランス フレッシュフォームビーコン 310g

  軽い、ベアフットシューズと同じほどの軽さである。
 これはお勧めである。
 ただ底は厚いので「転ばないシューズ」とはいかない。
 底が厚いと靴のつま先が路面を離れた時の離地感覚が鈍になる。
 するとつま先が充分上がらず路面を擦るようになっていることがあり、これによってつんのめって転ぶ。
 いわゆる老年性転倒である。
 蛇足でいうと、はだしで走るとどうなるか。
 上がり切っていない足親指が路面にぶつかり、ドーンとくる。
 本当にドーンとくるのである。
 シューズを履いていればそれが守ってくれるが、はだしならモロの衝撃である。
 コンクリートの壁を足の指先で叩いたみたいな感じである。
 まちがいなく突き指をする。
 転ぶ前に強烈な痛みで棒立ちになり動けなくなる。
 繰り返しこれをやって、親指の骨が折れたのではないかと思ったほどである。
 痛みが完全に引くのに3カ月くらいかかった。
 よって今でははだしランニングはスッパリやめている。
 と言っても合計でも40キロほどしか走っていないが。
 これは危険すぎる。

 ウオーキングなら問題ない。
 60歳代までならこのシューズはランニングに使えて上々であろう。
 専用のランニングシューズよりはるかにいい。
 シューズは軽いにこしたことはない。
  




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