2019年7月31日水曜日

17 km走:1時間44分59秒 キロ6分11秒 、今季のベストタイムが!

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 キロ6分11秒 今季のベストタイムが出る

 このところめまいもフラフラも起きていない。
 完全復調であろうか。
 もしそうなら1カ月余かかったことになる。
 入りの1キロを全く危なげなく安定して走れた。
 50日ぶりのことである。
 5kmのタイムはキロ6分半を切っている。
 だが逆にこのままいったら後半パタリと足が止まるのではないかと心配になってきた。
 前半良すぎる時にえてして起こる現象である。
 少しスピードを控えることにする。
 でも体が動く範囲では落とさないことにする。
 さらに10kmまでの5kmスプリットが31分06秒というのはキロ6分13秒ということになる。
 ウーン、速い、速すぎないか。
 「ちょっと速すぎ、速杉クン」である。
 さていよいよ後半に入る。
 足が止まるかどうかである。
 11kmまでの1キロを6分そこそこで行った。
 大丈夫、足も体も非常に切れがいい。
 北の折り返しまでの4キロ弱は追い風である。
 ヨーシ、突っ込め、どんどん行け、である。
 折り返すとあと3キロ少々だが、向かい風である。
 向かい風、なんのその、足は動いてくれている。
 15kmまでの5kmは「29分19秒」である。
 キロだと5分52秒で、6分切りになる。
 今季、5kmスプリットを30分を切って走ったことはない。
 護岸歩道は強い風であったが、イケイケよいよいである。
 1時間45分を切ってゴールした。
 前回を上回ること約4分である。
 とんでもない結果である。
 何かどこか間違っているのではないかと半信半疑である。
 キロ6分11秒である。
 今年のこれまでの記録は6分21秒である。
 当然のことながら今季のベスト記録である。
 なんと10秒も速い。
 何が起こっているのだろう。
 素直に喜べないほどに怖い。
 ちなみに昨年のベスト記録はGCマラソン・ハーフの時のキロ5分54秒である。
 17km走だと1時間41分30秒前後を2回出しており、キロだと5分58秒になる。
 ということは昨年はすこぶるキラキラと輝いたというわけである。
 そして今年は老いて眩暈に沈むほどだったということであろう。
 もしこの平均スピードでハーフ距離を走ったら2時間10分になる。
 これは先の本番で設定した目標タイムである。
 本番レースで達成できなかったものを今回数字的な形の上だが達成したことになる。
 おそらくこれが今年のピークということであろう。
 「2時間10分=サブテン」というのが年齢にあった目標になってきた。
 
【 7月31日 17km  1時間44分59秒 キロ6分11秒 ベアフット
5km    32:19      32:19
10km    31:06    1:03:25
15km    29:19    1:32:44
17km    12:15    1:44:59

【 7月25日 17km  1時間48分42秒 キロ6分24秒 ベアフット
5km    33:15      33:15
10km    32:16    1:05:31
15km    30:50    1:36:21
17km    12:21    1:48:42

【 7月17日 17km  1時間50分58秒 キロ6分32秒 ベアフット
5km    32:48      32:48
10km    33:20    1:06:08
15km    32:25    1:38:33
17km    12:25    1:50:58

 ベンチに少し横になって休み、起きたときめまいはまったくなかった。
 体調は復調していること。
 風はあったが、汗をかくことはなかったという気候だったこと。
 ベアフットを使い始めて3カ月あまり、足に馴染んできたということ。
 などの要因が重なっておきたことなのだろう。
 つまり 今日は気候、体調、シューズの慣れなどがたまたま総合的にマグレ的にうまくいったということなのであろう。



● ベアフットシューズ耐久性テスト実施中 341 km

 右足の外縁側部分に擦り切れが発生し、下地が見え始めてきた。
 これに穴が開いたら、オシャカということである。
 その時に耐久試験も終わる。
 履けるのはあと何回か。
 4回走ると409kmになり、400kmを越えることになる。


● 右足外縁部分に擦り切れ発生


● この部分にはとりあえずテープを3枚重ねに貼り付けておいた

 どの程度に擦り切れるかである。
 
 摩耗が激しいようならステッカーを貼り付けないといけなくなるかもしれない。
 1枚なら足への違和感もないだろう。
 2枚だと足の負担が出るかもしれない。
 400kmは行きたいと思っている。


【めまい症状全快祝 & 今季ベストタイム祝】
 「めまい全快祝」と「ベストタイム祝」を合わせて行うことにした。
 といっても出かけるわけではなく、家で娘からもらったの最後のお酒を開けるだけのことだが。
 「吉野川」という辛口酒である。
 おつまみはいつものとおりにソラマメ。
 ここのソラマメは日本のものとは少し違う。
 日本のモノは大粒でどちらかというとすぐに飽きがくる。
 ここのは比較的小粒で毎日おつまみにしているが飽きるということがない。
 ピーナッツより小いものは薄皮も柔らかくそのまま食べることができる。
 ウールワースに置いてある冷凍品で安くてお手軽である。
 「BROAD BEANS(ソラマメ)」という名で中国産ではない。
 ロクな肴がないところだがこれはおすすめの一品である。




● こんな具合

 なを夕食はおかずはコンニャク肉じゃがで白菜のお新香もあるので、おつまみには困らない。




【 2019 残りの時、好きにおやり 】
 


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2019年7月25日木曜日

17 km走:1時間48分42秒 キロ6分24秒

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 キロ6分半を切る

  本番レースの10日ほど前からおかしくなった体調はいまだ完全復調しない。
 頭が揺れる感じでめまいがして体がフラフラする。
 勝手に「マメイフララ症状」と名付けていて、朝起きた直後が一番危うい。
 検索すると2,3週間で復調するとあるが、今日で4週間ほどになる。
 速やかな復調ができない齢だということだろう。
 といってもひどい時の状態から比べれば90%くらいは戻ってきている。
 でも走るというのはきつい。
  走り始めは頭が安定せず、遊歩道から芝生に足を落としてしまったりする。
 転ぶのではないかと心配になる。
 転ばないシューズで転ぶのはどうにもみっともない。
 注意しながらの走りになる。
 頭が安定するまで走り始めまで起きてから1時間ほどの余裕は欲しいと思う。

 5kmは平凡なタイムだがこの体調ではこんなもんでも上等だと思う。
 キロを重ねるごとに体も慣れてきた。
 10kmまでのスプリットはキロ6分半を切ってきた。
 まるでレースの走りバネが残っているようである。
 今回は期待していなかったのだが何かいけそうな気がしてきた。
 キロ6分半を目標にすると、10kmで31秒のオーバーである。
 ということは残り7kmでキロ5秒づつ詰めれば達成できる。
 これはいける!

 10キロを過ぎるといつものように体が動き、足が前に出るようになる。
 無理がきくようになる。
 イケイケゴーゴーである。
 15kmまでのスプリットはキロ6分10秒と一気に上がった。
 30分50秒とあっさり30分台に入ってきた。
 残りの2キロは風が少しあったが、そのペースで走り切った。
 トータルでキロ6分24秒である。
 「やった!!」とそんな感じである。
 今季は6分21秒を2回、6分24秒を1回記録している。
 よって今日のタイムはなんとも思ってもみなかったほどの最高の結果となった、ということになる。

【 7月25日 17km  1時間48分42秒 キロ6分24秒 ベアフット
5km    33:15      33:15
10km    32:16    1:05:31
15km    30:50    1:36:21
17km    12:21    1:48:42

【 7月17日 17km  1時間50分58秒 キロ6分32秒 ベアフット
5km    32:48      32:48
10km    33:20    1:06:08
15km    32:25    1:38:33
17km    12:25    1:50:58


● ベアフットシューズ耐久性テスト実施中 324 km
 今日はうまく左足が上がっているようで、つま先を擦る感触はほとんどなかった

 シューズの補修はルーチンワークとなってしまい、ものの10分もあればできるようになってしまった。


 

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2019年7月20日土曜日

日本の「魚料理」、雑食グルメ大国日本

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7/19(金) 5:30配信 東洋経済オンライン 阿古 真理 : 作家・生活史研究家
https://toyokeizai.net/articles/-/292623

外国人が驚いた日本の「魚料理」の当たり前
魚焼きグリルや昆布を使う技術に驚嘆

 今やすしは世界中で親しまれるようになっており、日本のすし屋にも「本場の味」を求めて外国人が殺到している。
 だが、例えばイタリアやギリシャなど比較的魚を多く食べる国に対して、アメリカといえばいまだに「魚より肉」というイメージが強い。
 そんなアメリカ人にとって、日本の魚料理や魚食文化はどう映るのだろうか。

 そんな疑問を日本の出版社から投げかけられ、自ら日本で取材して答えを出したのがジャーナリストのキャスリーン・フリン氏だ。
 昨年10月に来日し、築地や豊洲市場を訪れたり、自ら魚料理を学んだりして得た日本の魚文化について、自身の人生にからめて『サカナ・レッスン』にまとめた。

 実はフランスの名門料理学校を卒業しているフリン氏は、自ら料理教室を開催するなど料理の世界には明るい。
 が、そんなプロの料理家である同氏でさえ日本の魚料理は新たな発見の連続だったようだ。

■食事会で参加者が驚いた昆布のうまみ

 中でもフリン氏が驚いたのが、魚料理における2つの「技術」だ。
 1つが、料理の下ごしらえ。
 「脂分が多いサバの臭いを取り除くために、酢と塩を使うなんて、今まで思いつきませんでした。
 今はほかの脂分が多い魚にも、この方法を使うようになりました。
 魚に塩を振りかけて水分を抜き取り、味を引き出す下ごしらえも、すばらしい」
とフリン氏は言う。

 もう1つが、肉類のだしではなく昆布のうまみを活用する技術。
 「とくにスープで、うま味と塩のレイヤーができる。
 おかげで私の料理技術も向上し、料理の材料について改めて考える機会にもなりました。
 昆布を魚と一緒に煮ることで、うま味を移す技術も覚えました。
 大勢を招待しこの方法で料理した魚を出したところ、食べた人たちから『この魚にある木のような香りは何?』と聞かれ、『昆布よ』と言うと、皆驚きました。
 西洋料理ではこのような技術は使いません。
 このように地球環境を守りつつ、食べものをおいしくする方法を持たないことは恥ずかしいと思いました」
 「魚焼きグリル」との出会いもフリン氏には新鮮だった。
 同氏は本に入れるレシピを書くために、ガスコンロに内蔵する引き出し式と、上部にふたがついた独立型の2つの日本式のグリルを購入。
 現在は、夫がソーセージを焼くのに愛用しているという。
 「完璧に茶色に焼けますし、キッチンに煙を出すこともありません。
 ベーコンも試しました。
 カリカリに焼けるのだけれど、後でグリルを洗うのが大変ですね」と笑う。

 執筆に際し、シアトル公立図書館で、57冊もの英語で書かれた日本料理の本を読み込んだフリン氏。
 バランスよく食べるために5色の食材を組み合わせる考え方や、漬物の作り方を知り、買いすぎてしまった野菜をピクルスにするなどその知恵を生活に取り入れるようになったという。

 みりんやしょう油、米酢など日本の調味料にも興味を持ち、「数少ない調味料で、合わせ方によってバラエティー豊かな料理ができるのはとても興味深い」と語る。
 そんなフリン氏がとくに気に入ったのがみそだ。
 「以前、すしを食べたときの献立で気に入っていたのが、みそ汁でした。
 そこから私は夢中になって10種類ものみそを買いました。
 今でもみそを数種類冷蔵庫にストックし、スパゲティソースなど、何にでも入れて料理しています」

■日本人には魚に対する敬意がある

 日本人と魚の「親しみ方」にも驚くポイントがあったという。
 「日本ではたくさんの魚がちゃんと消費されています。
 私は取材で魚のさばき方を学んだ東京すしアカデミーでヒラメの肝臓を食べさせてもらい、とてもおいしくて感動しました。
 魚になじんで育った私ですら、肝臓を食べることは思いもよらなかったからです。
 また、魚をどのように獲り、締めて新鮮さを保つかについて、とてもよく考えられていることに感動しました。
 それは、魚に対する敬意だと思う。
 アメリカの水産企業では、新鮮さを保つことが必須とされていないのです」


●Kathleen Flinn/作家、ジャーナリスト、料理家、IACP(国際料理専門家協会)理事。マイクロソフト勤務などを経て、渡仏。2005 年に37 歳でフランスのル・コルドン・ブルーを卒業後、アメリカに帰国。2007 年、『36 歳、名門料理学校に飛び込む!』が、ニューヨークタイムズ紙のベストセラーに選ばれる。2017 年、『ダメ女たちの人生を変えた奇跡の料理教室』が日本でベストセラーに(撮影:梅谷秀次)

 フリン氏が、日本の魚食文化を「敬意を払うべき完璧さ」があると考えるのは、日本の歴史や、すし経済と歴史をたくさん調べたからだ。
 「アメリカには200年しか歴史がありません。
 なので、日本でとてもたくさんの固有の歴史があることに驚いたのです。
 私はフランスにも住んだことがあるので、やはり固有の歴史を持つフランスと比べることが、日本の歴史を理解する助けになりました。
 日本の歴史を読めば読むほど、その文化がどこから来たのかがわかり、魚食文化についても、よく理解するのに役立ちました」
と話す。
 フリン氏が日本の魚食文化に感銘を受けたのは、日本とは大きく違うアメリカの魚食文化があるためかもしれない。
 先祖がスウェーデン人だというフリン氏自身は、子どもの頃から魚料理が好きだったというが、一般のアメリカ人にとって魚料理に親しみを持っている人はあまり多くないのだ。
 「魚にはとてもたくさんたんぱく質が含まれ、野菜的な要素と多少のデンプン質もあります。
 イギリスでは肉であり、2つの野菜でもあると言います。
 しかし、アメリカで魚は“皿に載った小さな一切れ”にすぎないことが多い。
 そこにアメリカ人の考え方が表れていると思います」
 「アメリカでは、魚と言えばフライと考えている人も少なくない。
 それは子どもの頃からフライを食べて育ってきたことにも問題があると思います。
 私の両親は釣りをして、それを料理しました。
 切り身を食べて育ったので、フライは奇妙な食べ方だと思っていました。
 しかし、私の夫のマイクはフライを食べて育ち、それが魚料理だと思っていたのです」
 だが、夫は取材来日を機に、苦手だった生魚のすしを食べるように。
 世界中で食べられているすしをマイク氏が苦手だった理由は、日本以外では冷凍魚をよく使うからではないかと話す。
 「今では少し高くても、質の高いすしを食べるようにしています。
 シアトルではそれが可能ですから」。

■魚を食べ慣れていないことの“弊害”

 とはいえ、すしが身近になったからといって、アメリカ人が魚を好むようになったとは言えない、とフリン氏は話す。
 「人々は今でも、3、4種類の魚しか食べていません。
 スーパーには、鮭、ティラピアなど7、8種類しか置いていないのです。
 その魚には香りがありません。
 多くのアメリカ人にとってそれは、単に鶏の胸肉のように白くておいしくない『たんぱく源』にすぎないのです。
 たまにマスを見つけることはできますが、それもめったにない。だから多くのアメリカ人は魚を食べないのです」
 魚を食べ慣れていないことによる“弊害”もある。
 「多くの人はメロを好んで食べますが、レストランで注文するとき、それがどこで獲れたものなのかまでは誰も気にしていません。
 チェーンの安いレストランでは、お皿いっぱいに魚を出しているけれど、人々はその半分も食べないで、残りは捨てられてしまう。
 そういう光景を見ると胸が痛みます。
 メディアなどで取り上げられてはいるけれど、アメリカ人にとって食品ロスは関心のない話なのだと」。

 今回の企画に際し、フリン氏は手はじめにSNSで魚食についての調査を行っている。
 すると1日で400人、最終的には1100人からコメントが寄せられ、魚食に関する問題には関心が高いが、混乱している人が多いと感じたという。
 なぜなら、魚は高たんぱく低脂質とヘルシーな一方で、世界的に乱獲が問題になっているからだ。
 中でもシアトルなど西海岸の人たちは意識が高く、
 「乱獲を防ぐためには、養殖の魚を食べればいいの? 
 でも、それも体に悪いと聞いているし、何を食べるのが正しいのかわからない」
 「サケを食べるたびに、(それをエサとしている)シャチを殺しているのではないかと心配になる」
という声が寄せられたという。

 対して、フリン氏も住んでいた内陸の中西部は「悪い状態の魚はすべて捨てられてしまうことで有名」なほど、魚慣れしていない。
 「スーパーで魚を買ってきたけど、家に帰ってきたらなんか臭う気がする。家がくさくなるから捨ててしまった……という経験からちゃんとした魚を選んだり、調理したりする自信をなくしてしまっている人が少なくないのです」(フリン氏)。

■丸ごと買えば生きものだったことを意識できる

 では、より魚とうまく付き合うにはどうしたらいいのか。
 1つは、乱獲の現状を知り、意識を高めることだろう。
 フリン氏はこれについて規模の巨大さで知られるアメリカのモントレーベイ水族館にメール取材を行っており、「魚介類の観察」というプログラムがあると回答を得た。
 「この魚は『青信号』なので好きなだけ食べられます。
 この魚は『黄信号』なので食べるときは注意が必要。
 この魚は『赤信号』で、乱獲されているので食べるのを避けたほうがよいでしょう」といった表示をしているのだそうだ。


●『サカナ・レッスン』
キャスリーン・フリン (著), 村井 理子 (翻訳

 また、フリン氏自身は料理を教える際、「例えば鶏を丸ごと買うことをすすめています」と話す。
 「そうすると、これがもともと生き物だったと意識できるうえに、低コストだからです。
 魚や動物、たんぱく質について、考えを改めてもらわなければいけないと思います」。
 フリン氏は、魚大国の日本の食文化の奥深さを、外からの目で教えてくれた。
 塩であらかじめ水分を抜くことで臭みを抜き、味を引き出す基本や、たいていのキッチンにあり、塩焼きの魚をパリッと塩焼きにする魚焼きグリルは、独自の積み重ねで生まれた知恵だったのである。
 しかし同時に、日本は諸外国に比べて漁獲制限が進んでいないという指摘もある国だ。
 漁業者の高齢化が進み、将来の漁業が安泰とは言えない状態でもある。
 食べる側の消費量も減少傾向にあり、農林水産省の調査によると、消費量のピークだった1988年に比べ、2016年には6割強まで減っている。
 FAO(国連食糧農業機関)の調査でも、2005年まで年間1人当たりの魚介類の消費量世界一だったのが、2013年には7位にまで転落している。

 今や魚は肉より割高なたんぱく源であり、買い置きしづらい食材であることもあって、仕事を持つ忙しい人が敬遠しがちになっている。
 誇りを持つべき文化が衰退する危険にさらされていることに対し、私たちも意識的になる必要があるのではないだろうか。



サーチナニュース 2019-07-28 05:12
http://news.searchina.net/id/1681086?page=1

日本人が長寿である理由、
それを「日本の海鮮市場」で見つけた=中国メディア

 厚生労働省が2018年7月に公表した簡易生命表によれば、日本人の平均寿命は男性81.09歳、女性87.26歳だった。
 また、統計によれば中国人の平均寿命は男性73.64歳、女性79.43歳だった。

 平均寿命でいえば、日本人は中国人に比べて7年ほど長く生きられるようだが、中国メディアの今日頭条は24日、日本人長寿の原因を「日本の海鮮市場」で見つけたとする記事を掲載した。
 記事は日本の海鮮市場で見つけた日本人長寿の原因について、海に囲まれた日本では魚の値段が比較的安いこともあり、魚介類を食べる食習慣が形成されていると説明、この食習慣が「身体にとって非常に良いのだ」と論じた。
 さらに日本人が長寿であるのには日本の高齢者たちの「心が若い」という原因もあると指摘、日本の海鮮市場では多くの高齢者が働いているのを見かけるうえに、体力を要するきつい作業であっても日本の高齢者たちの働き方は「若者たちよりもきびきびしていた」と絶賛した。

 また、海鮮市場以外でも、日本の高齢者たちは退職後に何らかの仕事をしたり、新聞を読むなどして「脳と身体のトレーニングを継続している」と説明、心身ともに健康的な状態をキープするということが日本人の長寿に大きく貢献しているとした。
 中国の60歳以上の高齢者約1万人を対象にした調査によれば、中国の高齢者の4割が何らかの形の介護を必要としている。
 記事は日本の海鮮市場で多くの高齢者たちが非常に活発に仕事をしている姿を目の当たりにし、中国の現状との違いに衝撃を受けたのだろう。



サーチナニュース 2019-07-27 15:12
http://news.searchina.net/id/1681084?page=1

世界に名だたるグルメ大国の日本は、
世界一の「雑食文化」を持つ国だ=中国メディア

 中国メディア・東方網は25日、日本の飲食文化に存在する3つの大きな特徴について紹介する記事を掲載した。

 記事が、「日本の飲食文化における一大特色」としてまず挙げたのは
1」:「生」と「鮮」というキーワードだ。
 日本人は新鮮なものほど栄養が豊富であり、食べ物に宿っている生命力が最も旺盛であると考えていると紹介。
 また、素材の味を生かすことが重んじられていることから特に生食を好み、野菜をはじめとする各種植物のほかにも魚介類や肉、卵を生食する習慣を持つと説明した。

 続いては、
2」: 味覚だけではなく見た目に対しても精緻さを追求する点を挙げた。
 記事は、「食べ物が人に与える第一印象は味ではなく見た目だ」としたうえで、日本の飲食は芸術性と優雅さを大切にすると説明。
 刺身の盛り付けにもその考え方が反映されており、異なる色彩の刺身を順序よく盛りつけたうえに、緑色の紫蘇などを添えることで、色味と造形両方をまるで美しい芸術作品のように仕立て上げるとしたほか、盛り付けとともに器選びまでしっかりと計算されているのだと伝えている。

3」:そして、3番めの特徴として言及したのが「雑食」の文化だ。
 雑食は人類の大部分が持つ食習慣であって日本人ならではのものではないが、日本人の雑食ぶりは「世界第一」と称すべきものであり、その飲食の構成は探究に値すると紹介。
 動物、植物、さらには菌類など、あらゆる食べ物にこだわり、グルメとして食卓に並べるほか、雑食のなかで陰陽のバランスをしっかり取っているとし、日本人の雑食文化の中に日本人の精神や社会の構造、物事への認識方法、日本の文化的特色が垣間見えるのだと論じた。




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2019年7月19日金曜日

太陽熱で海水から真水を生成する装置の開発

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ニューズウイーク 2019年7月26日(金)17時40分 松岡由希子
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2019/07/post-12625.php

太陽熱をつかって、海水から真水を生成する装置が開発される


●海水から真水を生成する Monash University

<豪モナシュ大学の研究チームは、太陽熱を活用し、海水から塩分をほぼ100%取り除いて真水を生成する新たな海水淡水化システムを開発した>

 気候変動や人口増加に伴って、水資源の安定的な確保は、より重要な課題となっている。
 水不足緩和の手段として、海水淡水化や廃水の再生利用の普及がすすめられているが、これらの処理には多くのエネルギーを必要とし、米国では総エネルギー消費量の約3%を占めている。

■光を吸収するカーボンナノチューブと親水性の高い濾紙

 豪モナシュ大学の研究チームは、太陽熱を活用し、海水から塩分をほぼ100%取り除いて真水を生成する新たな海水淡水化システムを開発した。
 一連の成果をまとめた研究論文は学術雑誌「エナジー&エンバイロメンタルサイエンス」で掲載されている。
 海水淡水化において、太陽熱を利用して海水や廃水を蒸発させ、発生した水蒸気を凝縮させることで真水を得るという手法は、これまでにも様々に研究されてきたが、表面の塩分濃度によって蒸発プロセスが妨げられ、生成される水の質に影響をもたらす点が課題であった。
 そこで、研究チームは、光を吸収するカーボンナノチューブの層と親水性の高い濾紙を使った円盤形のデバイスを制作した。
 直径1ミリの綿糸を通水路として、塩水をこの円盤に注入し、中心まで移動させると、濾紙が真水をとらえながら、塩を円盤の縁に押しやる仕組みだ。
 カーボンナノチューブの吸光度は太陽スペクトル全体の94%で、光に当てると円盤の温度が直ちに上昇。

■産業廃水の無排水化にも応用できる?

 円盤が乾いていれば25度から50度まで、湿っている場合でも17.5度から30度まで、1分以内に温度が上昇する。
 円盤の縁に残った塩の結晶化を適切に制御すれば、真水を生成しながら、製塩することも可能だ。
 オーストラリア南部ラセピード湾の海水を使った実験では、600時間以上にわたって蒸気を発生させながら塩を生成し続けることに成功している。

 この円盤形のデバイスは、電力インフラの乏しい国や地域でも、太陽熱を使って、清潔で安全な真水を海水から効率的に生成できるのが利点だ。
 また、この技術は、海水淡水化のみならず、産業廃水の無排水化(液体廃棄物を施設外に排出しないこと:ZLD)や汚泥脱水などにも応用できるのではないかと期待が寄せられている。




Video: Unusual sighting of grouper eating a shark
2019/07/10 に公開

ニューズウイーク 2019年7月18日(木)18時00分 松岡由希子
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2019/07/450_1.php

水深450メートル、メカジキに群がるサメ、そのサメを食べる大魚


●サメを食べるニシオオスズキ NOAA Office of Ocean Exploration and Research

<水深450メートルの海底で、メカジキの死骸を取り囲むサメの群れ、そのサメを食べるニシオオスズキの珍しい映像が偶然撮影された......>

 水深およそ450メートルの海底で、サメの群れがメカジキの死骸を取り囲み、その皮や身を食べている珍しい光景がカメラでとらえられた。
 アメリカ海洋大気庁(NOAA)の調査船オケアノス・エクスプローラーの遠隔操作型無人潜水機(ROV)「ディープ・ディスカバラー(D2)」が偶然撮影したもので、2019年6月28日にアメリカ海洋大気庁の公式ブログで公開されている。

■水深450メートルでサメの群れに遭遇

 ディープ・ディスカバラー(D2)は、第二次世界大戦中の1943年7月に石油タンカー「ブラッディ・マーシュ号」が沈没したとみられる米サウスカロライナ州沖80マイル(約129キロメートル)の地点で、水中遺跡の探査にあたっていた。
 海底の岩やサンゴ、海綿、水生無脊椎動物、小魚などを観測している際、水深446メートルから454メートルの地点でサメの群れに遭遇。
 少なくとも11匹のサメが約2.5メートルのメカジキの死骸を取り囲み、餌食にしている様子をとらえた。
 サメが短時間で胴体を噛み切って食したことから、このメカジキは死後数時間とみられる。
 死因は不明だが、釣り針の跡は見られないことから漁から逃れ、老衰、疾病もしくは何らかの損傷で死んだようだ。
 一連の現象は、メカジキやクジラなどの大型動物相が死ぬと、海底に沈んで、サメや魚類の餌となり、海底で生息する環状動物や甲殻類、微生物などのすみかとなる、いわゆる「フードフォールズ」とみられている。
 サメの群れは、2種類の深海ツノザメからなる。
 大きいツノザメはユメザメで、小さいほうのツノザメは、2018年に発見された新種「ジニーのツノザメ」だ。
 いずれも、水深213メートルから610メートルで生息している。

■サメを食べ、間接的にメカジキを餌にするニシオオスズキ

 メカジキの死骸に集まってきたのはこれらのサメだけではない。
 撮影された動画では、カニやウナギのほか、サメの群れのうちの一匹を丸呑みする大きなニシオオスズキが映っている。
 ニシオオスズキはメカジキを直接、餌にすることはできないようだが、サメを食べることで、間接的にこれを餌にしている。
 メカジキのような大型生物の「フードフォールズ」をいち早く感知し、その場所を特定することは、海洋生物が成長し、生き残っていくうえで不可欠だが、「どのようにこれを感知するのか」、「どれくらいの距離からこれを感知できるのか」など、そのメカニズムについては、まだ明らかになっていない。



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「墓地を拒絶しない日本人」:死後観の違い & 寿命のイメージ

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 墓地といえば「ゲゲゲの鬼太郎」だろう。
 「夜は墓場で運動会 オバケは死なない!」
 墓場に悪しきものがいるという感覚は日本人にはあまりないようだ。


サーチナニュース 2019-07-17 10:12
http://news.searchina.net/id/1680749?page=1

日本では墓地が身近に
「墓地を拒絶しない日本人は中国人と違う」=中国メディア

 死生観は国や文化によって異なるが、日本人の死生観もまた独特であると言えるだろう。
 中国メディアの今日頭条は14日、
 「なぜ日本人は墓のそばに住むのが好きなのか」
と題する記事を掲載した。
 実際には、好んで墓のそばに住むわけではないだろうが、墓地と住宅が隣り合わせということは日本では珍しいことではない。
 記事の中国人筆者は、日本に留学した経験があるそうで、日本人の「墓地や生と死に対する概念は、中国と違う」と紹介している。
 日本人にとって、墓地は住宅地にもあって身近なイメージだが、「中国人にとって墓地とは住宅地から絶対に離して作るものだ」と指摘。
 暗い森にあるイメージで、日本のお盆に当たる清明節でも墓参りに行く人が減り、ますます遠い存在になっていると伝えた。
 そのため、筆者は日本人が墓地に対する「拒絶」の感情を持たないことを意外に感じているようだ。

 日本の墓地は、一般に手入れが良く行き届いていて静かで、「物思いにふけるのにぴったりな場所」だと記事は紹介。
 公園のように整備された墓地もあるほどだ。
 筆者自身も、考え事をするのに日本の墓地に行ったことがあるそうだが、きれいな空と静かな環境で、「畏敬の念は感じたが怖いとは思わなかった」と振り返っている。
 むしろ、墓に書かれた文字から故人の一生を想像したり、日本人が死を忌避するのでなく正面から見ようとすることに気付かされたりしたそうだ。

 筆者はまた、日本人が死を正面から見ていることは、近年注目されている「終活」にも表れていると分析。
 筆者は、「財産や物の整理、遺言の作成、墓地の準備などのチェックリストを作り、1つずつ進める」と終活について紹介した。
 これは少子高齢化、核家族の増加などもあるのだろうが、「若い人の負担になりたくないという心意気には敬服せざるを得ない」と称賛している。

 この記事に寄せられたコメントを見ると、中国でも場所によっては住宅のそばに墓地があるという指摘はあったが、やはり一般的ではないようで、「墓のそばに住んでいたら陰気になるのではないか」と不安視する人もいた。日本の死生観は中国人からすると変わっているのかもしれないが、死という現実に真正面から向き合うことで、見えてくるものがあるのではないだろうか。



サーチナニュース 2019-07-19 07:12
http://news.searchina.net/id/1680827?page=1

どうして日本は住宅地とお墓がこんなにも共存しているのか=中国メディア

 夏はご先祖様をお迎えするお盆の時期でもある。
 今年もお盆の時期にご先祖様がキュウリやナスの馬に乗ってお墓から各家庭に戻ってくることだろう。
 中国メディア・東方網は17日「どうして日本の住宅地の周囲に墓地があるのか」とする記事を掲載した。

 記事は「日本に行ったことがある人であれば、こんな奇妙な現象に気づいただろう」とし、住宅街の中に小さな墓地があり、そこにいくつもの墓碑が建てられている風景を、東京の都市部などでもよく見かけると紹介。
 中国ではお墓の近くに住むことが忌み嫌われるのに対し、どうして日本では住宅地の周りに墓地があるのだろうかと疑問を提起した。

 そのうえでまず、歴史的な理由として、江戸時代にキリスト教の普及を防ぐために各地の寺で檀家制度が導入されるようになり、村人が亡くなった場合は寺に埋葬することが義務付けられたことを紹介した。
 そして、1920年代の関東大震災による都市再建計画で多くの寺が移転する一方で墓はその場に残され、そのまま現在に続いているのだと伝えている。
 また、日本は中国とは異なり、土地は個人の私有物であり、墓地は私有財産にあたることから、行政に干渉する権利がないとも説明。
 都市部の人口増加に伴い、墓地の周囲には少しの無駄もないようにびっしりと住宅が建てられていったことで、今の「住宅地にお墓が囲まれている」景観が形作られていったとした。
 さらに、仏教に基づく日本人の死生観では、人が死後に成仏して転生すると考えられており、しっかり供養していれば魂が墓にとどまることはないため、住宅のそばに墓があっても中国人ほど忌み嫌わないと紹介。
 むしろ周囲に背の高い建物がないために日当たりがいいといった理由から墓の近くの住宅が好まれるケースもあると説明している。



【寿命のイメージ】
 話は少し変わる。
 先に述べたように体調がおかしくなったのは4週間ほど前で吐き気襲ってきて、実際に「吐いた」ことから始まった。
 頭がくらくらし、目が回り、体がフラフラして伝え歩きでないと動けない、ということになった。
 インフルエンザが流行っていたのでそれか、あるいは風邪だろうと思ったのだが、どうも違う。
 熱も痛みも咳も全くない。
 症状をベースに検索してみたら体のバランスが崩れていることから発生する症状ということで、原因はいろいろあってこれというものはない。
 バランスが崩れるというのはそういうものだろう。
 2、3週間経つと収まってくるとある。
 いまは4週間でそこそこにまでは回復はしている。
 老齢化によって回復に手間取っているということだ。
 年をとることによって、これから頻繁に起きる可能性もあり、老人化によって引きおこされる症状ともいえるようだ。
 めまいで倒れる可能性もあり、その時はおそらく原因も特定できるのだろう。
 それが3回、4回と続くと一貫の終わりということにもなる。
 つまり「齢だ!」ということである。
 人は必ず死ぬ。
 いつ死ぬかはわからないが、必ず寿命は尽きる。
 70歳代とは一般的には「死に時」である。
 男子の平均寿命は「81歳」だそうであるから、70歳代の死に時は間違ってはいない。
 また現在の健康寿命は男子は「72歳」だそうで、これを「75歳」に延ばす取り組みが行われているという。

●「不健康な期間」とはあまり愉快な命名ではない
 
 現在、日本では「日常生活に制限のない期間の平均」と「自分が健康であると自覚している期間の平均」の2つが健康寿命として算出されている

  こういう症状に陥った時に、ジワリと頭に湧いたのは「寿命のイメージ」である。
 そろそろ寿命がきつつある、という感覚なのである。
 そのイメージとはどういうものかというと、小山のような土くれ(塊)が道をふさいでいる光景である。
 何ともへんてこなのであるが。
 それが生きる道をふさいでおり、これ以上は行けないよ、ここが終わりだよ、と告げているような感じなのである。
 例えば大きな土砂崩れがあって道をふさいでおり、向こうへ行けないような状況を想像されると分かりやすいかもしれない。
 近い将来、「生という道」をふさぐ小山のような土塊に出会い、そこで終わりを迎えるということになる。
 そんな事前のお知らせかもしれない。
 現在からそれに出会うまでの間が「残りの時」であり、
 それまでどう過ごすかが「自分の有り様」ということになる。
 健康寿命まで生きれたら十分である。
 ありがたいことに健康寿命を過ぎてまで健康で生きている。
 年の割には運動のし過ぎで過ごしている。
 体を切り刻んで1,2年余分に苦悩の老人期間を長めたところで、なんの意味もない。
 もうそろそろ終わりたいな、と思っているところに、このイメージが脳裏を襲ってきた。
 「キター!」となる。 
 「幸せの土塊の大いさ」である。
 終わりのイメージを持てるということは幸せなことである。
 


【参考・資料】

Record china配信日時:2019年8月10日(土) 17時20分
https://www.recordchina.co.jp/b735194-s0-c60-d0062.html

また平均寿命が延びた日本の長寿の秘訣、
4つのうち3つは食べることと関係―中国メディア

 2019年8月6日、鳳凰網は日本の長寿の秘訣について紹介する記事を掲載した。 
 記事は、厚生労働省が7月30日に発表した平均寿命の最新統計について言及。
 日本人男性の平均寿命は81.25歳、女性は87.32歳といずれも過去最高を記録しており、「多くの人が日本人の長寿をうらやんでいる」と伝えた。 

 その上で、日本人の長寿の秘訣は4つあると紹介。
1」:その1つが「飲食の多様化」で、
 日本料理は、量はさほどではないが種類が多く、ゆっくり咀嚼(そしゃく)して食べ過ぎることを防ぐことができるので、長寿に寄与していると分析した。 

2」:2つ目は「薄味の料理」
 日本料理では、濃い味付けはほとんどなく、基本的に素材の味を生かした料理を追求していると紹介し、濃い味付けは食欲を増進するだけで薄味の方が高血圧、高血脂、高血糖を防げると論じた。 

3」:3つ目は「海産物をよく食べること」。
 海に囲まれた日本では海産物の摂取量が多いとし、海産物は肉類よりもコレステロールが低く、コンブやノリに含まれる物質は健康に良いと伝えた。 

4」:4つ目は「楽観的な心理状態」
 日本は仕事のストレスが大きい国ではあるものの、
 日本人は生まれながらに心理状態が良く、忙しい中でも楽観的になれるので、
長寿に寄与していると分析した。






 


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2019年7月18日木曜日

エアーズロック:今年10月26日から登山が禁止

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 相当前にエアーズロックへ上ったことがある。
 調べてみたら2003年のことになる。
 その後、登頂禁止になったというウワサを聞いたが、それは風聞だったようだ。
 しかし、今回は間違いなく禁止になる。
 


 前日、ヘリで上から望んだウルルは壮大であった。
 オーストラリアに来たら一度は観ておく場所であろう。
 当日は風が強く登頂禁止になったが、昼近くに風が収まったということで解禁になった。
 小さな水たまりにカブトガニが生息している。
 真夏になればひえあがって水分は消える。
 このカニどうやって生き延びるのだろうと不思議に思った。
 実際ウルルに登った人の多くがその不思議ついてブログにつづっている。
 コンパクトデジカメで撮ったがほとんど映っていなかった。
 さほどに小さなカニである。
 大きかったらこんな過酷な自然条件では生き延びられないであろう。
 

● google画像から

一番驚いたのはリゾートに満々と水をたたえるプールがあったことである。
 ここは砂漠の真ん中である。
 ヘリから眺めれば一目瞭然の赤茶けた大地が無限に広がっているところである。
 どこにこんな量の水があるのだろう。
 「貴重な水です、節水にご協力」とあってしかるべきところである。
 それがなんと大きなプールがあるのである。


● google画像より

 どうなっているのだろう、と頭を悩ませた。
 このこたえはアニメにあった。
 「風の谷のナウシカ」である。
 地下に水脈が眠っているのである。
 それをこのアニメで知った。
 「風の谷のナウシカ」にはウルルが舞台になっている。  
 もしエアーズロックへ行かれる方がいるなら、前もってこのアニメを観ておくことをお勧めする。
  登頂しなくても十分に楽しめる処である。


ニューズウイーク 2019年7月17日(水)19時00分 松丸さとみ
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2019/07/post-12556.php

アボリジニの聖地「登らないで」の声を無視、
禁止前に駆け込み客が殺到


●ウルル(エアーズロック)に多くの人が押し寄せている  Guardian News-YouTube

<オーストラリアの世界最大規模の一枚岩「ウルル」(エアーズロック)が、
今年10月26日から登山が禁止されるため、今のうちに登っておこうという「駆け込み客」が殺到し問題となっている......>

■インスタ映え狙い、観光客が殺到

 「ウルル」はオーストラリア中央部に位置する、世界最大規模の一枚岩だ。
 「エアーズロック」という名の方がピンとくるという人もいるかもしれない。
 標高863メートル(地表からの高さは348メートル)、外周9.4キロのウルルと、その一帯の地域ウルル・カタ・ジュタ国立公園は世界遺産で、自然遺産と文化遺産の両方に登録されている。
 文化遺産は、この地域を管理しているアボリジニであるアナング族の文化や信仰も対象としたものだ。
 アナング族の人たちにとって、ウルルは聖なる場所だ。



 そんなウルルに今、大変なことが起きている。
 今年10月26日から登山が禁止されるため、今のうちに登っておこうという「駆け込み客」が殺到しているのだ。
 米ワシントン・ポスト紙は、ウルルにはインスタ映えを狙ってたくさんの人が押し寄せ、まるで今年5月に話題になった、
 人で渋滞を起こしたエベレスト山のようだ、と伝えている。

 ウルルがある地元ラジオ局ABCアリス・スプリングスのアナウンサー、ローハン・バーウィックは7月10日、「マジで頭おかしい」とのコメント付きで、2日前のものというウルル登山客の写真をツイッターに投稿した。
 さらに、「登山客は(混雑で)肩と肩が触れ合うくらいだったらしい。非常に危険」ともツイートした。



■ウルルの中で用を足す人まで......

 ワシントン・ポストによると、2017年には1日の登山者数は140人程度だったが、現在は500人ほどに膨れ上がっている。
 10月に向けてさらに増える見込みだ。
 ウルルの混雑は周辺のキャンプ場にも影響しており、現地の様子を見た人は、「キャラバンに次ぐキャラバンで、まるでイモムシの行列みたいだった」と同紙に語った。
 豪公共放送のABCは、近隣のキャンプ場が定員を超えてしまっているため、道路脇で違法にキャンプする人が出ていると伝えている。
 道路脇でのキャンプを悪いことと捉えていない人が多いようだが、実際は保護区域でのキャンプとなり違法だという。
 適切な設備を使わないうえ、ごみが不適切なところに捨てられるなどの問題も起きている。
 ウルルから100キロ離れたキャンプ場でも、利用客は前年比20%増となっており、使用済みトイレットペーパーや汚物などを道路脇に捨てていく人がいるという。
 また、トイレはウルルのふもとに1つあるだけだが、排水管が詰まっていたという話もある。
 英ガーディアン紙によると、一旦登り始めると、ウルルの中にはトイレがない。
 そのせいで、岩の中で用を足してしまう人もいる。
 さらに豪ニュースサイトNews.com.auは、たくさんの観光客が登ることで、ウルル自体も損傷を受けている、と報じている。
 大きな白い傷が、遠くからでも見えるというのだ。

■「ディズニーランドではない」聖なる場所

 ウルルを含むこの地域一帯は、1985年10月26日にアナング族が所有権を取り戻し、管理している(ただし同年から99年間は豪政府に貸し出し中)。
 これまで、アナング族の人たちは自分たちの聖なる場所に登らないでほしい、と観光客に再三訴えてきたが、登山する人は後を絶たない。
 国立公園への入場料(大人25豪ドル)はアナング族の貴重な収入源になるため、登山を厳しく禁止できない苦しい現状があったようだ。
 ウルル登山口の前には、「登山は禁止されていません。しかしウルルに登らないことで、私たちの法と文化を尊重してくださるようお願いします」と書かれた看板が立っている。
 ウルルのふもとを歩いてこの場所への理解を深めてほしい、とも書かれている。
 観光客はこの看板を通り過ぎ、ウルルに登ることになる。
 ウルル・カタ・ジュタ国立公園の管理委員会は2017年、全会一致で登山の禁止を決定した。
 News.com.auによると当時、管理委員会会長でありアナング族のメンバーでもあるサミー・ウィルソン氏はこの投票に先立ち、次のようなスピーチをしたという。

 「ここは非常に重要な場所です。
 ディズニーランドのような遊び場でもテーマパークでもありません。
 もし私が他の国へ行き、神聖な場所や立ち入りが制限されている場所があったら、入ったり登ったりせずに、尊重します。
 この場所はアナングにとっても同じ。
 私たちは観光客を歓迎します。観光を止めたいわけではありません。
 ただ登るのをやめてほしいのです」






 
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2019年7月17日水曜日

17 km走:1時間50分58秒 キロ6分32秒  レース後初ランニング 

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 レース後の初ランニング。
 10日ほどの間を置いてある。
 体調がまだ完全ではないので、どこまでいかれるかである。
 やはり初めの1キロはフラフラする。
 3キロを過ぎると安定してきた。
 昨夜は夜中にストーブを入れたほどに寒むかった。
 電気なので部屋の空気が乾いて、口の中がカラカラになる。
 それで目が覚め、口の中を湿した。
 7時頃のスタートにしたが、それでも寒さは残っている。
 でも走ればすぐに体は温まり、陽もさしているのですぐに寒さは消えてしまった。
 陽射しは柔らかく、うっすら額が湿る程度でまったく問題ない陽気である。
 風は全くなく、完璧な無風である。
 走るのには絶好のコンデションという天気である。
 普通はレース後の初ランニングはタイムがいいものである。
 いわゆる「走りバネ」というのが残っていて、足や体が動いてくれるからである。
 5kmはキロ6分31秒である。
 いいタイムである。
 体調もよく、これなら17kmは行けるだろうと思う。
 10kmまでのスプリットは30秒ほど落ちた。
 
 10kmを過ぎるといつものようにスピードが戻ってくる。
 後半にはいるため、心理的に楽になり、よし無理しても行こうという気分になるせいであろう。
 15kmまでの5kmはキロ6分半を1秒ほど切った。
 ラストの2kmはキロ6分13秒である。
 この辺はガムシャラである。
 
 トータル的にはキロ6分半にとどかなかったが、心配するほどの体力不調もなく、とてもいい走りになったと思う。
 ベンチに横になり起きた時、少しめまいがしたがまったく問題なかった。

 家に帰りついても疲れがない。
 風呂から上がるといつもはどっと疲れが出て、ベッドに横たわるのであるが、今日はそれがなかった。
 ダメージがなかったということだろう。
 レース後の体力はすごいものだと思う。 

【 7月17日 17km  1時間50分58秒 キロ6分32秒 ベアフット
5km    32:48      32:48
10km    33:20    1:06:08
15km    32:25    1:38:33
17km    12:25    1:50:58

【 7月03 日 15km  1時間41分20秒 キロ6分45秒 ベアフット
5km    33:44      33:44 
10km    35:02    1:08:46
15km    32:34    1:41:20


 ベアフットでワースト記録をつくったので、できたら来年はベアフットでのリベンジを果たしてみたい。
 キロ6分半で「2時間16分台」というのが目標になる。
 そのためにはベアフットそのものでの十分な走り込みが必要になる。
 もしできるのなら、これから通年をベアフットで練習してみようかと思っているのだが。
 そこまで気力体力が? という問題もあるのだが。
 もしそれができたらこれまでの300kmを加えて、1,000km走ってのベアフットでの挑戦ということになるだろう。 


● ベアフットシューズ耐久性テスト実施中 307 km


● 左足のつま先が擦れ切れてきている
 今日は左足が十分に音が走っている間中聞こえてきた

 シューズの耐久性だが400kmを目標にして、いつもの補修を繰り返していくことになる。
 17km走を月に4回という勘定だと、8月末には400kmになる。
 



【 2019 残りの時、好きにおやり 】
 

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2019年7月14日日曜日

● いだてん(2):ハマるドラマ、本当の面白さを訴える

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 番組は一日遅れでインターネットに月曜日に載る。
 これまで「Pandora」で観ていた。
 インターネットで無料モノといえばこれしかないのである。
 プロバイダーと契約すれば日本のテレビ番組のほとんどのモノが観られるという。
 警察もの、探偵もの、弁護士ものといった「***殺人事件」の類には全く興味がないので契約はしていない。
 まあ観てみたいと思うは「ドクターX」くらいであろう。
 今はやっていないが。
 もともと日本に居た時からテレビは見ない方なので、特に不満を感じることもない。
 あとはラマではないが「激レアさんを連れてきた」というのを観ている。
 「いだてん」だが、第二部の第一話までは観させてもらったが、それ以降は映らなくなってしまった。
 そのうちどこかでやってくれるだろうと思っている。


現代ビジネス 2019.07.14 折原 みと 漫画家・小説家
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/65854

「いだてん面白くない」と脱落しかけた漫画家が熱烈にハマった理由
「食わず嫌い」はもったいない

ドラマをこよなく愛し、雑誌のドラマ企画座談会にも呼ばれている漫画家で小説家の折原みとさん。
いま一番ハマっているドラマが、なんと『いだてん』。
しかし、たしか始まってしばらくのときは「『いだてん』脱落しそう」と言っていたような……?
何がそんなに折原さんを変えたのか、本人に解説してもらった。

■視聴率ひとケタがニュースに

 みなさん、『いだてん』、観てますか? 
 そう、あの低視聴率で名高い(?)NHKの大河ドラマ、『いだてん~東京オリムピック噺』ですよ。
 2013年朝の連続テレビ小説『あまちゃん』で一大ブームを巻き起こした脚本家・宮藤官九郎氏が大河ドラマに初挑戦。
 歴史ある大河に新風を吹き込み、2020年の東京オリンピックを盛り上げる!
 ……はずだったこの作品だが、まさかの大惨敗⁉ 
 初回こそ視聴率15.5%とまずまずのスタートだったが、2回目から急激に失速。
 2月半ばから7月に至るまで、視聴率は連続ひと桁台を記録し続けている。
 一時は、ネットのニュースなどでも『いだてん』と言えば「低視聴率」の話題ばかり。
 「つまらない」「わかりにくい」「主役が地味」「脚本が悪い」果ては「受信料の無駄遣い」とフルボッコ状態だ。
 だがしかし、『いだてん』は本当につまらないドラマなのだろうか?


●主人公が阿部サダヲ演じる田畑政治になった第二部がスタートしたばかり NHKいだてん公式HPより

■「つまらない」と思っていたけど

 いやいや、「低視聴率」=「失敗作」と決めつけることなかれ。
 低視聴率にもかかわらず、『いだてん』を評価する声は決して少なくない。
 しかも、回を追うごとにその声は高まりつつあるようだ。
 実際、放送日の日曜夜には「感動!」「興奮!」「号泣!」といった視聴者の熱い声がSNS上に飛び交っている。
 とはいえ、視聴率が振るわない理由もわからないわけではない。
 今ではすっかりこのドラマにはまっている私自身も、物語の序盤はあまり面白いと思えず、うっかり脱落しそうになっていたからだ。
 戦国時代や幕末を描くことが大多数のNHK大河ドラマにおいて、今作は珍しい近代物。
 大河ドラマで近代が主な舞台になるのは、1986年の『いのち』以来だそうだ。
 しかも、主人公の金栗四三(かなくり・しそう)や田畑政治(たばた・まさじ)は、日本のスポーツ史上で重要な役割を果たした人物とは言え、一般にはまったく知られていない。
 名のある武将も英雄も出てこない。
 戦もなければ天下取りも討幕も明治維新も関係ない。
 そもそも、時代的にも題材的にも最初からハンデが大きかったのだ。
 いや、それはまだいい。
 子どもの頃から大河ファンの私でも、戦国時代と幕末の繰り返しにはいいかげん飽きていた。
 近代物という新鮮なジャンルを、クドカンがどう描いてくれるのかを大いに楽しみにしていたのだ。

■地味すぎ?

 が、いよいよドラマが始まってみると、中村勘九郎さん演じる主人公の金栗四三がどうにも地味すぎる。
 顔はイケメンとはいいがたく、性格は気弱で終始オドオドキョドキョド。
 台詞と言えば走るときの「スッスッハッハッ」と水浴びする時の「キエ~〜!」という奇声ばかり(言い過ぎか)。 
 ドラマ評でよく言われていることだが、明治・大正と昭和の時代を行ったり来たりする構成や、オリンピックの話なのに、間に落語パートがはさまって物語が寸断されることも、確かに視聴者がついていきにくい要因だったのだろう。
 しかも、金栗四三は、わかりやすく何かを成し遂げた人物ではない。
 日本初の代表選手として出場した1912年のストックホルムオリンピックでは、マラソン競技の途中に日射病で倒れて棄権。
 1916年のベルリンオリンピックでは、第一次世界大戦の勃発で大会自体が中止。
 1920年のアントワープオリンピックは16位。
 1924年のパリオリンピックは途中棄権。
 オリンピックに3度も出場しながら結果を出せない主人公。
 まったくカタルシスが得られない!!
 でも……。

■あれ、面白い? と思ったきっかけは

 あれ? 『いだてん』めっちゃ面白いよ!!
 遅ればせながらはっきりとそう思ったのは、6月に入ってからだ。
 第21回の「櫻の園」を観た時だったが、それから改めて、オンデマンドで1話から一気に見直してみた(残念ながら、出演者の薬物事件のために現在4話から8話までは配信されていない)。

 すると……面白い。
 1話からちゃんと面白いのだ!!

 なぜリアルタイムで観たときにはこの面白さに気づかなかったのだろう? 
 それは多分、仕事や何かほかのことをしながらの「ながら視聴」だったからだ。
 小ネタや細かい伏線が多く、テンポの速いクドカン脚本のドラマは、集中してみないと面白さが半減してしまう。
 朝ドラの『あまちゃん』は毎朝15分だから集中して観ることができた。
 が、1話45分の大河ドラマを、他に何もせずテレビの前に鎮座して観ることはなかなか難しい。
 それが、多くの視聴者が『いだてん』から脱落してしまった最大の原因だったのではないだろうか。

 面白いのに! 真面目に観れば! 
 とつけむにゃあ(とんでもない)面白いドラマなのに!!


●いまやTwitter上では『いだてん』にハマった漫画家やイラストレーターなどが「#絵だてん」のハッシュタグで『いだてん』関連のイラストを次々に投稿している イラスト/久世番子@bankolan

■『あまちゃん』に続き描いた震災

 特に第一部、金栗四三編終盤の数回は、圧巻としか言いようがない。
 女子校の教師となった四三。
 最初は「運動なんてしたらお嫁に行けなくなりますわ」と眉をひそめていたお嬢さま方は、四三の暑苦しいまでの熱意にほだされ、次第にスポーツの楽しさに目覚めていく。
 男性上位の思想に縛られていた少女たちが、生き生きと自我を解放していく描写には拍手喝采だ。
  一方、その頃、第一部のもうひとりの主人公とも言える日本スポーツの父・嘉納治五郎が長年夢見ていた神宮外苑競技場が、ついに完成しようとしていた。
 だが、そんな時、関東大震災が首都を襲ったのだ。


●6月23日放送だった震災後のシーン。「号泣!」「神回!」と評判を呼んだ NHK『いだてん』HPより

 クドカンが震災を描くのは『あまちゃん』に続き二度目だ。
 『あまちゃん』では主要キャラクターに犠牲を出さぬまま見事に東日本大震災を描いてくれたが、『いだてん』では、重要なキャラクターのひとりが被災して行方不明になってしまう。
 四三に憧れて陸上選手を目指していた女性、シマちゃんだ。
 関東大震災は、死者・行方不明者約11万人。
 浅草、日本橋など、広範囲にわたる街が火災で焼失した。
 変わり果てた街、焼け出された人々を前になすすべもなく立ちつくし、己の無力さに絶望した四三は、郷里の熊本に帰る。
 そこで家族の言葉から自分が何をすべきかを悟るのだ。
 「そもそも人間は無力たい。
 じゃけん、何も考えんで、今までん通り、馬鹿んこつ走ればよか!」
 東京に戻った四三は、救援物資を背負って走る、走る。
 そんな彼の姿に力づけられた人たちが、笑顔になっていく。
 そして、被災者の避難所となっていた神宮外苑の競技場で行われる復興運動会。
 それまでコツコツと積み上げてきた伏線や様々な人の想いが、すべて繋がり、結実する、怒涛のような第一部クライマックス……!!

■落語パートが必要だった理由

  ここまで来て、最初は邪魔だとさえ思っていた落語パートが、必要不可欠だったことにやっと気付いた。
 スポーツと共に被災した人たちを笑顔にしたのは、それまでろくでなしだった若き日の古今亭志ん生、森山未来演じる孝蔵の落語だったのだ。
 2011年の東日本大震災の時、多くの人たちが自分の無力さを痛感したことだろう。
 作家やアーティスト、スポーツ選手……、直接人の命や生活に関わらない職業に就いている人間は、特にだ。
 漫画家である私も、あの時悩んだ。
 「こんな時に、漫画なんて描いていていいんだろうか? 何の役に立つんだろう?」
……と。
 だけど結局は、自分にできることを黙々とやり続けることしかできなかった。
 みんなそうだ。
 それでいいのだ。
 私たちは何度も目にしてきた。
 スポーツや娯楽が、悲しみに打ち拉がれているいる人たちに笑顔や元気を与える様を。
 そして、ただ必死に生きている人たちの姿そのものが、他の誰かを励まし、勇気づけるのを。
 『いだてん』を観て、久しぶりにあの頃の気持ちを思い出した。
 どんなに打ちのめされても立ち上がる人間のたくましさと同時に、『いだてん』には、時代の先駆者となった人たちの情熱と苦労が描かれている。
 日本のオリンピックの歴史を切り拓いた嘉納治五郎や金栗四三たちはもちろんだが、女子スポーツの先陣を切った女性たちの物語も、このドラマの大きな見どころだ。
 「女子は運動なんてしなくていい」と言われていた時代に陸上選手を夢見たシマちゃんは、志半ばで震災の犠牲になってしまう。
 しかし、彼女の想いは日本初の女子オリンピック選手となった人見絹枝に受け継がれ、人見からまた、後世の女子スポーツ選手たちへと受け継がれていく。
 まるで、リレーのバトンを渡すように。

●シマちゃんに感動したあまり、「#絵だてん」に折原さん自ら投稿 イラスト/折原みと@mito_orihara

■英雄でない人の想いが大きな河になる

 「『いだてん』は大河ドラマらしくない」という理由でそっぽを向く従来の大河ファンも多いと聞く。
 しかし、名のある武将でも英雄でもない人たちの情熱が、夢の雫が、小さな流れとなって交わり合い、勢いを増し、やがて大きな河となって時代を動かしていく。
 合戦も天下取りも明治維新もなかろうと、それは立派な「大河ドラマ」なのではないだろうか。
 2020年の東京オリンピック開催が決定したのは、2013年の9月だった。
 東日本大震災からは2年半。
 まだ多くの人たちが避難生活や仮設所生活を送り、被災地の復興はまだまだこれからという時だった。
 正直、オリンピックなんかよりも被災された人たちのために税金を使ってほしいと思ったし、今もその気持ちに変わりはない。
 でも、『いだてん』のおかげで、来年にせまった二度目の東京オリンピックは、やはり世紀の大イベントであり、多くの人たちを勇気づける意味のあるもの……と思えるようになった。
 今から100年ちょっと前、たったふたりの日本人選手が初参加するのに四苦八苦だったストックホルムオリンピック。
 そこから始まった日本スポーツ界の世界への挑戦。
 女子スポーツ選手たちの自我の解放と闘い。
 1940年に東京で開催されるはずだった幻のオリンピック。
 第二次世界大戦を経て、戦後日本の復興の象徴となった、1964年東京オリンピック……。
 ちなみに、1964年大会のメインスタジアムであった国立競技場の前身は、明治神宮外苑競技場。
 関東大震災の時に被災者の避難所となり、あの復興運動会が行われた場所だ。
 2020年には、その場所に建て替えられた新しい競技場がメインスタジアムになる。
 そんな予備知識を持って来年のオリンピックに臨めば、きっと何倍も楽しむことができるだろう。


●「#絵だてん」に投稿された「祝・第一部完走! イラスト/星崎真紀@hoshizak

■折り返しの第二部も面白いのか

  『いだてん』は7月に折り返し地点を迎え、第二部がスタートしたばかりだ。
 時代は大正から昭和に移り、「日本にオリンピックを呼んだ男」と言われる田畑政治を主人公に、1964年の東京オリンピック招致に向けての物語が描かれる。
 実を言うと、第一部のクライマックスがあまりにも素晴らしかったために、第二部は、それを上回ることができるのだろうか?と、少しだけ危惧していた。
 が、そんな心配は無用だった。
 今の所、まだ第二部は2話分しか視聴していないが、ぶっちぎりで面白い!阿部サダヲ演じる新主人公「河童のまーちゃん」が、四三とは正反対のマシンガントークと愛嬌とハイテンションで大暴れだ。
 人見絹枝にスポットを当てた第26回は、女優初挑戦のダンサー、菅原小春さんの熱演もあって、ネット上では「神回!」と話題になった。
 日本人選手たちが世界で躍進する一方で、日本は戦争へと向かっていく。
 件の神宮競技場は、第二次世界大戦中に、学徒出陣の壮行会が行われた場所でもあるのだ。
 『あまちゃん』『いだてん』で震災と向き合ってくれたクドカンが、今度は20世紀最大の災禍である「戦争」をどう描くのか……。
 予想の斜め上をいくドラマを見せてくれるのではないかと期待している。

 ところで、念のために言っておくが、この記事はNHKに依頼されて書いている「提灯記事」ではない。
 頼まれてもいないし、お金ももらってないのに自主的に書いているのだ。
 なぜって? それは、「いだてん面白くない」という人たちの気持ちもわかるからだ。
 そして、そんな私が、今では「いだてんに夢中」だからだ。
 「真剣に集中して観なければ面白さがわからないようなドラマは、そもそも失敗なのだ」と言われてしまえば仕方ない。
 だけど1週間に45分間、真面目にテレビの前に(PCでもタブレットでもいい)座って観る価値が、このドラマにはあると思う。
 人には好みというものがある。
 もちろん真面目に観ても「つまらない」と思う方もいるだろう。
 だけど、視聴率が悪いからと言って、観もせずに「駄作」と決めつけるのは残念すぎる。
 一時は脱落しかけていた視聴者の言葉だからこそ、信じてほしい。

 まだ間に合う! 
 途中参加でも大丈夫です! 
 「東京2020オリンピック」を楽しむためにも、あと半年、『いだてん』と一緒に走ってみませんか?
 』





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2019年7月7日日曜日

2019 ゴールドコースト・マラソン(4):設楽悠太2時間07分50秒 大会記録で優勝

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マラソン、設楽が好タイムで優勝 ゴールドコースト、川内は13位
7/7(日) 10:47配信 共同通信
https://www.47news.jp/news/3749443.html

マラソン、設楽が好タイムで優勝 ゴールドコースト、川内は13位


●力走する設楽悠太=ゴールドコースト(共同)

 【ゴールドコースト(オーストラリア)共同】ゴールドコースト・マラソンは7日、オーストラリア東部ゴールドコーストで行われ、前日本記録保持者の設楽悠太(ホンダ)が2時間7分50秒の好タイムで優勝した。
 今春からプロに転向した川内優輝(あいおいニッセイ同和損保)は2時間15分32秒で13位だった。

 ハーフマラソンは佐藤悠基(日清食品グループ)が1時間2分36秒で日本人最高の2位に入った。
 服部勇馬(トヨタ自動車)は3位だった。



GOLD COAST MARATHON sunday 070719 NEWS





 テレビ実況中継ビデオは下記のサイトです。


2019 Gold Coast Marathon
https://www.youtube.com/watch?v=8pGZ4tNrPC4

■レース結果

 これまでの大会記録は2015年のムンガラの「2:08:42」であるから、それを50秒ほど縮めたことになる。
 ということは上位の3人が大会記録だったということでもある。
 GCマラソンも少しづつ国際レースらしくなりつつある、ということなのだろう。


● NICHIGO PRESS 8月号

 なを参加者はフル約5,700人、ハーフ約8,700人、10km約4,400人で、合わせると約2万人弱になる。
 このほかファンラン、ジュニヤダッシュがあるので2万人を有に越える。
 ガイドブックでは27,000人と記載されている。




 

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2019 ゴールドコースト・マラソン(3):ベアフットシューズで走ったハーフマラソン

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● 疲労困憊ゴール200m手前にて 

  今朝は昨日より体調はいい。
 眼が回ることもなく、足と体がふらつくこともない。
 とはいえ、例年はレース前に2キロほど軽く走ってウオーミングアップするのだが、今年はそれをやる勇気はなかった。
 天候は曇りで風はない。
 寒くもなく暑くもなく条件的にはいい方だろう。
 昨日の状態から比べれば極楽である。
 昨年同様に集団がスタートし終わってから、ゆっくりと出発である。
 無理せずに集団を追いかける。
 昨年と違って、道路際にキロ表示がまったくない。
 やめてしまったようだ。
 よって自分がどのくらいのペースで走っているのかまったく掴めない。

 7,8キロくらいだと思うがトップ集団とすれ違った。
 十数人の集団で先頭は佐藤祐基である。
 特徴ある走りなのですぐに分かった。

 10kmの表示はあるが、ここはタイムチェックの場所である。
 チェックはここと20kmにあり、ここを通過しないとカウントされない。
 手元の計時で「1時間07分14秒」。
 とてつもなく遅い。
 キロ6分43秒かかっている。
 そこそこで走っているとは思うのだがうまくいってないようだ。
 これではとても目標の2時間15分などには届かない。
 少しづつでもスピードを上げていく。
 15kmをチェックしたいのだが、表示がないためそれができない。
 20kmチェックだと、残りはあと1.1kmのなってしまう。
 18kmすぎ、ペリカンシーフードを通過するころから足の疲労が急激に加速度を増す。
 「残り3km」と呪文を唱えて20kmを通過する。
 この間の10kmは「1時間04分04秒」。
 キロ6分半を切っている。
 しかしここでもうダメである。
 20キロまで来たという安心感なのかもしれない。
 足が動かない。
 「歩こうかな」と思うほどである。
 でも「Don't walking!」をつぶやきながら、取り付け道路にまでどうやらこうやらたどりつく。
 あと300m、250mゲートをくぐればゴールはあとわずかである。
 地獄の300mであった。
 ゲート上に取り付けられた電光掲示板の表示タイムによる「2時間30分」へのカウントダウンが始まっている。
 「9、8、7,6、5」とアナウンサーのカウントを聞きながらゴールに入った。
 2時間30分をわずかに切っている。 
 キロ7分をオーバーするラストの1キロ少々である。
 (注:正式 GUN TIME は「2:29:46」である。ということは電光掲示板の表示は10秒少々早くなっている。スタートは10分40秒ほどの遅れということになる。)

● 「地獄の300メートル」を抜けてゴール

 手元の計時では「2時間19分07秒」である。
 「キロ6分35秒」になる。
 これ実にワーストタイムである。

10km:1時間07分14秒  キロ 6:43   
20km:2時間11分20秒  キロ 6:24
FINISH:2時間19分07秒  キロ 7:04

 昨年はベスト記録を作りキロ6分を切っている。
 この時はビリからスタートして3千人くらいを抜いてのゴールであった。
 ただひたすら抜き続けるレースであった。
 だが今年はまるで違う。
 ラストの2,3キロは歩き始めているランナーは別にして、走っているランナーにはただただ抜かれる展開になってしまった。
 キロ7分を超えればそうなってしまう。
 結果としてランニングを再開した年にあたる2015年に出した「2時間16分43秒」というのがこれまでのワーストであるが、今年ははるかに3分以上も遅い。
 昨年はベストタイムで2時間04分31秒で走っているから、今年はそれより15分ほども遅いことになる。
 「15分!」である。
 もうとんでもなく何をか言わんや、である。
 完走でき、2時間20分を切った、というだけの「慰めレース」であった。
 体調が万全でなかったことと、それよりベアフットシューズを使ったというのが原因だと思う。


 ● 完走Tシャツ

 10kmの手前のパラダイスポイントのメインロードには車の速度防止のために凸形状が6カ所ある。
 往復だと12カ所である。
 いつもここでつまずき転びそうになる。
 でも今日はベアフットを履いていたのでまるでそんな心配もなく通過できた。
 また、例年後半に入ると2か所くらいでランナーが倒れ、アンビランス(救急車)に収容されている。
 今年はこれを4か所でみた。
 最後は20km手前である。
 救急車は今年大忙しではなかったろうか。
 私がそれに乗ることはなかった。


【ベアフット・シューズでのハーフマラソン】



計 57km

 初めてのベアフットシューズでのハーフマラソンである。
 「転ばないシューズ」として選んだものである。
 結論から言うと「ベアフットシューズはマラソンには向かない」である。
 4カ月300kmを走り込んでいる。
 慣れるには十分であろう。
 練習ではそこそこ走れたのになぜ本番でダメなのか。
 走り終わったあと足の裏と足の指がつった。
 ひさしぶりの症状である。
 それだけ足の裏を酷使したということであろう。

 本番は足への負荷が格段に大きいということである。
 一般のランニングシューズならその負荷を軽減してくれるようにできている。
 ベアフットにはそれがない。
 底が薄いので衝撃や路面の変化がもろに足を襲ってくる。
 その負荷とは何か。
 考えてみるに2つほど理由がある。
1:本番では人の壁を抜けるため、歩道側を走ったり中央車線側を走ったりと蛇行しながら走ることになる。
 これがじわじわと足をむしばむ。
2:また同じく人の壁を抜けるために、一瞬スピードを上げて前の人の薄い処へ出ることがある。
 これがペースを狂わすのである。
 よりシンプルに言うと、「ベアフットは集団で走るとダメージが大きい」ということである。
 練習で走れたからといって本番も、とはいかないのがベアフットシューズのようである。
 このことを今回勉強させてもらった。
 「転ばないシューズ」としてベアフットを使っているのでなかなかやめずらい。
 齢とともに足があがらなくなる。
 すると摺り足になり、つまずいて転び易くなる。
 転びを防ぐには底の薄いベアフットは有効である。
 よって転んで怪我でもしたらと思うと使用をやめる決断はつきかねる。
 今後、どのようにベアフットと向き合っていくのかはランニングをする上で大きな宿題となりそうである。
 このまま使い続けて、十分な走り込みをして足に馴染ませ来年もこれで挑戦してリベンジを目指すか、それとも本番はキッドシューズに履き替えてタイムを狙うか、などいろいろである。

 

【公式記録】


 ハーフ参加者は約8,700人ほど。
 私の順位は6,100位ほどである。
 つまり1,600人くらいは抜いてきたことになる。
 昨年は3,000人くらい抜いたことと比べると今年は半分強ということになる。
 年齢別カテゴリーでは「17/33(男子)」で中ほどということになる。
 「75--79歳(男子)」カテゴリーの参加者は8人である。
 「80歳以上(男子)」は4人である。

■ハーフの上位10位までの結果は下記になる。


  佐藤祐基は2位、服部勇馬は3位である。
 2位から8位までが日本人である。


【令和初レース、「ワーストタイム樹立くやしい会」】
 翌日、打ち上げをやった。
 10日ぶりくらいのお酒である。
 私もカミさんの最悪の記録となったので名称を「ワーストタイム樹立くやしい会」とした。
 場所はいつもの異世界居酒屋「希実」である。
 ここの店の入り口にはドアがない。
 透明ビニールの長暖簾をくぐると店内となる。

 量が多いことを忘れて注文したら食べきれなかった。
 一品はお持ち帰り用にしてもらった。

 これで毎年恒例の最大イベントが終わって区切りがついた。
 そして今年は「令和、初レース」でもあった。
 カミさんはワースト記録に衝撃をうけ、逆に発奮して「来年こそわ」という。
 どんどん元気になる。 
 私はベアフットシューズかキッドシューズかで考えが行ったり来たりである。
 それより来年から年齢カテゴリーが一つ上がる。
 果たして一年後にそのカテゴリーで走ることができるのか、あまり自信はない。
 えらく遠い話ではあるが。 
  



【 2019 残りの時、好きにおやり 】
 

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2019年7月6日土曜日

2019 ゴールドコースト・マラソン(2):10kmラン

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 スタートは断続的な雨。
 それよりなによりとてつもない強い風が吹いてくる。
 百均のビニール傘はオチョコになって壊れてしまった。



 トップランナーがゴールする頃なって雨は止んだ。
 でも強い風は相変わらずである。
 風は南風でゴール方面から吹いてくる。
 つまり後半の4キロほどは向かい風になる。 
 10kmランならゴール付近はダッシュするランナーが多いが、この強風で足取りがすこぶる重たく、なんとか帰ってきた、という疲れが滲み出ている。


● ゴール手前100m:黄色風船のランナーが「1:10」の先導ランナー

 なをこの後、ジュニヤダッシュが行われるが風はしかたないにしても雨がやんで幸いだと思う。
 ジュニヤにこの雨は酷というものだ。

 10kmランにはカミさんがエントリーしている。
 上記の動画にも映っている。
  スタート時はダイソで買ったビニールコートを着ているが、ゴール時は着ていない。
 途中で脱いで捨てたとのこと。
 その話で面白かったことが一つある。
 前方を走っていた若い女性ランナーの両フクラハギにイレズミがあるという。
 そのイレズミが走る度にピクピク動くという。
 それがなんと「一粒100m」のグリコなのだという。
 これはナントナントである。


● google画像から

  速く走れるようにとのおまじないか、それともジョークか。
 でもよく考えたものである。
 検索してみたら腕にグリコを彫る人の画像はあるが両フクラハギというのはみあたらに。
 私も見てみたかった。 
 水滸伝に神速の英雄の話があるが、彼はたしか護符を足に貼り付けることでとてつもない速さで走ることができる、と記憶しているが。
 グリコは神速の護符替わりかもしれない。


 個人的なことだが、体調はひどく不良。
 眼は回るし、歩くのはフラフラして安定しない。
 もし明日もこの様子なら、ハーフマラソンの参加は棄権することになるかもしれない。
 もし棄権したら初めてのことになる。
 雨の中のマラソンを走ったことは過去に2度ほどあるが、それができるほどそんなに若くはない。 
 これまで飲まなかった風邪薬を飲んで少しでも回復をはかろうとは思っているが。


2019年7月5日金曜日

2019 ゴールドコースト・マラソン(1):ゼッケン取得

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 コンベンションセンター

 コンベンションセンターにゼッケンをとりにいく。
  一番に気になったのは設楽悠太が走るのかということである。
 公式プログラムにはエリートランナーとして彼の名前は川内優輝とともに載っている。
 公式プログラムの一部をコピーしておく。





● 各競技のコース

● マラソン:優勝賞金$20,000-(約150万円)


● エリートランナー




● 設楽悠太の名前は載っている。
 (注:夕方のテレビニュースで設楽君が映っていた。参加するようである)。
 川内優輝は夫婦での参加となる。


● ハーフマラソン:優勝賞金$6,000-(約45万円)

 天候がよくない。
 ひどく強い風が吹き荒れている。
 気温は例年に比べるとやたら高い。
 明日は「10km RUN」。
 明後日は「ハーフ」と「フル」だが、フルマラソンは例年になく過酷なレースになりそうな予感がする。
 私の方は8時半前には終わっているので、わずかな障害にすぎない。
 それに比べてフルは!?
 大変だろうと思いますよ、ランナーの方頑張ってください。


● ハーフのゼッケン



 

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