2019年4月9日火曜日

紙幣を刷新へ: 1万円渋沢栄一、5000円津田梅子、1000円北里柴三郎

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ANNニュース 2019/04/09
https://www.youtube.com/watch?v=sDNgnNprbns




4/9(火) 1:09配信 毎日新聞
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190409-00000002-mai-bus_all

紙幣を刷新へ 
1万円渋沢栄一、5000円津田梅子、1000円北里柴三郎

 政府は数年後をめどに、1万円などの紙幣の肖像画を変える準備に入った。
 肖像画の変更は2004年以来となる。
 政府関係者が9日未明、明らかにした。

▽:1万円札は第一国立銀行や東京証券取引所など多くの企業を設立、経営した実業家、渋沢栄一
▽:5000円札は津田塾大学の創始者、津田梅子
▽:1000円札は「近代日本医学の父」として知られ、ペスト菌を発見するなど医学の発展に貢献した北里柴三郎
の肖像画を使用することを検討している。

 1万円札の肖像は1984年に聖徳太子から福沢諭吉になって以来の変更となる。
 5000円札の肖像は04年に新渡戸稲造から日本で戦後初めて女性の樋口一葉になり、
 1000円札の肖像は同年に夏目漱石から野口英世に変わっていた。

 紙幣の様式は通貨行政を担当している財務省、発行元の日本銀行、製造元の国立印刷局の3者で協議し、日本銀行法に基づいて財務相が決める。



サーチナニュース 2019-07-09 16:12
http://news.searchina.net/id/1680506?page=1

中国でも新紙幣発行! 
偽札が怖くても現金支払いを拒否できない=中国メディア

 新元号令和の発表直後の4月9日、麻生太郎財務大臣は1万円、5千円、千円の新紙幣を2024年度上期をめどに発行すると発表したが、それから間もない4月30日、中国人民銀行も新たな50元、20元、10元、1元紙幣と1元、5角、1角硬貨を本年8月30日に発行すると発表している。

 中国メディアの集幣在銭は7月8日、新版人民元発行に関連するいくつかの疑問について、中国人民銀行がオフィシャル・ブログ上で説明をおこなったと報じている。
 同記事によると、
★:第一の疑問は新版人民元の発行はインフレーションを引き起こさないか、ということで、
 これに対し中国人民銀行は、「古い人民元を新しい人民元で置き換えるだけであり現金の流通量は不変なのでインフレーションにはつながらない」とした。

★:第二の疑問はスマートフォンによる支払いが普及するなかで新たに現金を発行する必要があるのか、ということ。
 これに対しては、「現金の使用は減っているものの、現金使用の歴史、消費者の習慣、辺境地区や特定グループの人々の需要を考えれば現金は今後もかなりの長期にわたって中国の重要な支払い手段であり続ける」と回答した。

★:第三の疑問は、なぜ新版人民元には5元紙幣と100元紙幣がないのかという点で、
 中国人民銀行は、
 「額面金額が小さく流通量の比較的少ない5元紙幣については現在研究を進めている新技術を適用したうえで別途発行するとし、100元紙幣については2015年11月に偽造防止措置等を施した新版を発行したところであることから今回は新版を発行しなかった」
とした。
 新技術を適用する5元紙幣については、プラスチック紙幣になるかもしれないと噂されている。

 同記事は、このように中国人民銀行の説明を引用したあとで、
 「しかしながら、新版人民元の正式発行の前に偽造通貨判別方法についての知識普及を進めることが大いに必要」
と結んでいる。
 中国では、50元・100元といった高額紙幣を中心に偽札が横行しており、依然として現金決済が中心となる旅行者は特に、紙幣の取扱いに気を付けたい。

 日本の新紙幣発行は、発行の5年も前に発表がなされたことや世界では偽造対策としては高額紙幣を廃止する流れであるにも関わらず1万円札の刷新をもおこなうことなどから、改元と新天皇即位という一連の祝賀ムードを一層盛り上げることが目的ではないかとする報道がみられたが、中国での新人民元発行は純粋に偽造紙幣防止の観点からおこなわれることは疑いの余地がないといっていい。



サーチナニュース 2019-07-26 05:12
http://news.searchina.net/id/1681042?page=1

教育家や科学者を紙幣の肖像に採用する日本や英国の恐ろしさ=中国メディア

 世界各国で発行されている紙幣の多くには人物の肖像画が描かれている。
 中国の紙幣であれば、1元から100元までは6種類の額面の紙幣が存在するが、そのすべてに中国建国の父とされる毛沢東の肖像が採用されている。

 日本では1000円札が野口英世、5000円札が樋口一葉、1万円札が福澤諭吉となっているほか、今後発行される紙幣でも北里柴三郎や渋沢栄一が採用されることになっていて、政治家の名前はまったく見られない

 また、英国でも人工知能の父とされるアラン・チューリングが新50ポンド札の肖像に採用されると発表されたばかりだが、中国メディアの捜狐はこのほど、「教育家や科学者を紙幣の肖像に採用する動きから、日本と英国の恐ろしさが見て取れる」と論じる記事を掲載した。
 記事は、日本が毎年のようにノーベル賞受賞者を輩出できるのは、子どもへの教育をそれだけ重視しているからであり、その姿勢は紙幣に描かれている人物を見れば分かると指摘。
 また、英国でもこのほど、人工知能の父と称されるアラン・チューリングが紙幣の肖像に採用されたことを紹介し、日本と英国の姿勢は「両国がどれだけ教育を重視しているかを明確に示すもの」であると強調した。

 特に英国の教育は詰め込み式の中国の教育と大きく違っているとし、理数系を重視した「STEM(ステム)教育」が採用されていると紹介。
 この教育は実験をしたり、絵を描いたりと、詰め込み教育とは程遠い内容となっているため、英国に移住した中国人の保護者からすれば「まるで遊んでいるように映る」と指摘する一方、こうした教育観の違いが日本や英国との科学技術力の差になって顕在化していると伝え、ここに教育を重視する日本と英国の恐ろしさがあると強調した。